昨今、政府がベンチャー・スタートアップ支援に注力するなど、今後スタートアップ企業によるイノベーションの加速が期待されています。
しかし、次々に誕生する企業・サービスを調査しきれないという方もいるのではないでしょうか。
そこで、当サイトでは様々なキーワードでスタートアップ企業を無料で紹介しており、本記事では、
- スタートアップ企業の事例・動向調査したい方
- 金融・FinTech関連のサービスに興味をお持ちの方
を対象に、『金融・FinTech』をキーワードとして企業名と事業概要をまとめています。
その他にも様々なキーワードで面白い企業・サービスを紹介しているので、ぜひ他のキーワードもチェックしてみてください。
Fintech（フィンテック）とは
フィンテック（FinTech）は、金融（Finance）と技術（Technology）を組み合わせた造語です。
金融サービスにおいて革新的なテクノロジーを活用することで、従来の金融サービスと比べて金融取引や資金調達、支払いなどのプロセスをより効率的にすることができます。
ここからはフィンテックの具体的な活用事例についていくつか紹介します。
モバイル決済アプリ
スマートフォンやモバイルデバイスを使ったモバイル決済アプリは、フィンテックの一例です。例えば、PayPayやApplePayの誕生により、簡単に個人間の送金やオンラインでの支払いが可能となり、現金の持ち歩きやクレジットカードの入力の手間がなくなりました。
オンラインレンディング
これまではお金は金融機関に借りるのが一般的でしたが、昨今は個人や中小企業が投資家から直接融資を受けることができるオンラインレンディングプラットフォームが普及しています。従来の銀行の融資に比べて審査が迅速で柔軟なものとなっています。
ロボットアドバイザリーサービス
ロボットアドバイザリーサービスは、AIや機械学習を活用して個人投資家にロボットが投資アドバイスするサービスです。具体的には、ユーザーの投資目標やリスク許容度に基づいて、自動的に投資ポートフォリオを構築してくれます。
暗号資産
これまで通貨発行は国の専売特許でしたが、ブロックチェーン技術の発達により国以外の機関でも改ざんが実質不可能に近い通貨発行が可能となりました。現在では、Bitcoinやイーサリアムが代表的な暗号資産となっており、国境を越えた送金や決済も迅速かつ安価に行えるようになってきています。
PayPayや楽天Payなどのモバイル決済アプリはすでに日本にも浸透しており、この記事をご覧の方にもユーザーは多いのではないでしょうか。このようにフィンテックは伝統的な金融サービスを変革し、私たちにより便利で効率的な金融サービス提供してくれる革新的な技術です。
ここからは実際にFintechを用いた金融サービスを提供する企業を紹介します。
金融・FinTechベンチャー企業15選
FTX Japan
FTX Japanは、安心安全なセキュリティと高い流動性を兼ね備えた暗号資産 / 仮想通貨取引プラットフォーム「Liquid by FTX」の開発・運営をするベンチャー企業です。
取引手数料無料で、簡単かつスピーディに暗号資産の購入が可能です。
ビットバンク
ビットバンクは、スマホで簡単に暗号資産が購入できる取引所「bitbank」を運営しています。
スマホで本人確認して最短1日で取引可能で、ビットコイン・リップル・イーサリアムなど１０を超える暗号資産の取引が可能です。
GVE
GVEは、各国の中央銀行が発行するデジタル通貨による即時支払いを可能とするEXCプラットフォームを開発する会社です。
CBCDというデジタル通貨の進展に伴い、日本の銀行に口座があれば、スマホだけで高額な手数料なしに世界中で買い物ができる世界を目指しています。
ADVASA
ADVASAは、勤怠システムと連動して、働いた分の給与を立替型前払いとしていつでも受け取れる福利厚生ペイメントシステム『FUKUPE』を提供しています。
FUKUPEは、あらゆる決済手段にチャージできるプラットフォームであり、ブロックチェーン技術を組み合わせて貧困課題の解決、金融包摂の実現を目指しています。
また、積極的に知財戦略にも取り組んでおり、日本・米国・韓国・シンガポールなどで特許を取得し、海外展開を進めています。
なお、ADVASAは2023年4月3日時点で日本のトップ２のユニコーン企業です。日本のユニコーン企業について興味のある方はこちらの記事もぜひご覧ください。
五常・アンド・カンパニー
五常・アンド・カンパニーは、世界のすべての人に金融アクセスを届けることを目指すグローバル企業です。
世界には10億人を超える人々が金融サービスにアクセスできないのが現状です。同社はそんな現状を変えるべく、低価格の金融サービス（ローン・貯蓄・保険など）をミャンマー、スリランカ、カンボジアなどで提供しています。
SYNQA
SYNQAは、東南アジアを拠点として、キャッシュレス決済やフィンテック用途のブロックチェーン技術を持つ総合フィンテックのホールディングス企業です。
SYNQAのペイメントソリューションは、タイの携帯３大キャリアすべてに採用されています。
MEME
MEMEは、子供の金融リテラシーを育てるお金のアプリケーション「manimo」を提供しています。
子ども向けのデビットカードを発行し、manimoと連携して自動で支出入を管理し、お手伝いでお金を稼ぎながら、お金の管理を学んでいきます。
ネットスターズ
ネットスターズは、国内外のあらゆるQRコード決済サービスに対応するマルチQR決済ゲードウェイ「StarPay」を提供する会社です。
国内13,000社 / 25万拠点以上で導入されており、PayPayやLINEPayなどの主要なQRコード決済を最短１週間で導入可能なサービスです。
iYell
iYellは、手続きが面倒な住宅ローンの借入について、金融機関・住宅事業者・エンドユーザーそれぞれの業務負担を軽減する住宅ローンプラットフォームを提供しています。
住宅事業者は住宅ローン関連業務をクラウドで管理し、エンドユーザーは全国の金融機関から最適な住宅ローンの提案を受けることができます。
クラウドローン
クラウドローンは、銀行と借りたい個人を繋ぐマッチングプラットフォーム「クラウドローン」を運営しています。
来店不要で、融資したい銀行から直接プラン提案を受けることがかのうで、一人でも多くの人に融資の機会を提供してくれます。
UPSIDER
UPSIDERは、成長企業向けの法人カードを提供する企業です。
限度額１億円以上の法人カードをWEBから最短即日で利用可能で、決済データはリアルタイムにWEBに反映されるので随時チェック可能です。
ポケットチェンジ
ポケットチェンジは、空港や駅に設置された外貨を交換できるマシーン「ポケットチェンジ」を提供する企業です。
海外旅行で余った外貨や訪日外国人の余った日本円もその場ですぐに電子マネー等に交換できます。
スマートバンク
スマートバンクは、チャージ式visaプリペイドカードと家計簿アプリがセットになった家計簿プリカサービス「B/43（ビーヨンサン）」を提供しています。
支出がリアルタイムに反映され支出の見える化を実現できるほか、夫婦やカップルで共有して二人の支出を一括管理することも可能です。
Global Mobility Service
Global Mobility Serviceは、従来の与信審査に通過しない人でもローンが組める次世代自動車ローンを提供しています。
遠隔で車のエンジンを起動制御できるMCCSと車両データを収集・分析するMSPFを開発し、そのデータから働きぶりを数値し、信用力を得てローンを組みます。
もしローン返済が滞ればMCCSで車を起動できないようにして、しっかり返済すれば再び起動できるようにしています。
海外展開にも積極的で、フィリピン、カンボジア、インドネシア、韓国に現地法人を構えています。（2023年4月3日時点）
FUNDINNO
FUNDINNO(ファンディーノ)は、約12万人（2023年4月13日時点）が利用する国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスを提供しています。これは、インターネットを通じて多くの人から少額ずつ資金を集めて、本来買えないはずの非上場企業（ベンチャー/スタートアップ）の株を購入できる仕組みです。
日本での先駆者ということもあり、実績も豊富で国内シェアは№１となっています。（2023年4月13日時点）
まとめ
今回は、『金融・FinTech』をキーワードにベンチャー・スタートアップ企業を紹介しました。
日本には他にも多くの魅力的なベンチャーが日々新しいサービスを打ち出しているので、ぜひ他のキーワードでも面白いベンチャーを探してみてください。
以上
