ベンチャー企業の資金調達は、金融機関からの融資かベンチャーキャピタルからの出資が一般的ですが、最近では「エンジェル投資家」からの出資という選択肢も増えてきています。
また、最近では一般的な会社員でも5万円程度からエンジェル投資ができるサービスがでてきて注目を集めていますが
- そもそもエンジェル投資家とは?
- 個人でベンチャー投資できる方法なんてあるの?
- 注意点を教えて!
と思う方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、個人でもエンジェル投資家になれる方法を解説します。
エンジェル投資家とは
エンジェル投資家とは、創業まもないベンチャー企業を対象に投資する個人投資家のことです。
ベンチャーの資金調達というと華々しく何十億円調達!というニュースを見かけますが、創業当初から数十億円という資金を必要とする場面は少なく、最初に必要な資金は数百万円から数千万円規模となります。
数億円規模の資金が必要な場面では、ベンチャーキャピタルなどが資金力を生かして出資を行いますが、企業が運営しているため意思決定に時間がかかります。
エンジェル投資家は、個人という特性上意思決定が早いためスピード感を持って投資できるので、資金が早急に必要な創業まもないベンチャーの強い味方となる存在です。
エンジェル投資家になるメリット・デメリット
エンジェル投資家になるメリットは以下があげられます。
- 成功すれば大きなリターンを得られる
- 会社員などの個人でも5万円程度から投資可能
- エンジェル投資税制で優遇措置を受けられる場合がある
- 投資先のIR情報が定期配信されるため企業の成長を楽しめる
一方、デメリットは以下があげられます。
- 好きなタイミングで売却できない(上場or事業売却時など特定のタイミングのみ)
- リターンを得るのに時間がかかる(最低でも5年以上は覚悟が必要)
- 上場企業より倒産リスクが高い
個人でもエンジェル投資家になる方法
昨今は、個人の方・一般的な会社員の方でも『株式投資型クラウドファンディング』を活用することで誰でもエンジェル投資家になれる時代です。
株式投資型クラウドファンディングとは
株式投資型クラウドファンディングとは、インターネットを通じて、 不特定多数の人から少額ずつ資金を集めてベンチャー企業などの非上場企業の株式を購入することができる画期的な仕組みです。
従来のエンジェル投資家は、人の紹介で経営者と交流を図りながら投資先を探していましたが、株式投資型クラウドファンディングなら個人でも簡単に投資先を探すことができます。
エンジェル投資家に向いている人
エンジェル投資家はメリット・デメリットを踏まえると、
- イノベーションを起こすベンチャー企業そのものが好きな方
- すでにiDecoやNISAなどで手堅いポートフォリオを組んでおり、余剰資金でハイリターンを狙いたい方
- ハイリスクハイリターンの投資手法が好きな方
が向いています。
また、日本政府としても海外に比べてベンチャー企業が少ない現状を変えるために、様々な施策に取り組んでいます。
その一つとして、個人投資家にも嬉しい「エンジェル投資税制」を設定しています。
エンジェル投資税制とは
エンジェル投資税制とは、ベンチャー企業への投資金額や条件に応じて所得税の優遇措置を受けられる仕組みのことです。
優遇措置はAとBいずれかを選択可能です。
優遇措置A | 優遇措置B |
【ベンチャー企業への投資金額-2千円】をその年の総所得金額から控除 | 【ベンチャー企業への投資額全額】をその年の他の株式譲渡益から控除 |
控除上限額は、総所得金額×40%と1,000万円のいずれか低い方 | 控除上限額なし |
おすすめの株式投資型クラウドファンディングサービス
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名称 | 投資額 | 特徴 |
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※ 日本証券業協会 株式投資型クラウドファンディング2021年度(~8月現在)統計情報より
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他のサービスより投資額は高いですが、経営基盤も安定しており、近い将来でのIPOやM&A等のイベント発生を見通しやすい企業を厳選しているのが身食です。
まとめ
今回はエンジェル投資家とは?からエンジェル投資家になる方法を解説しました。
ベンチャー投資はリスクはあるもののリターンは大きく、普通は見れないベンチャー企業のIR情報で成長を楽しむこともできます。
日本政府もベンチャー企業育成に力を入れており、日本のベンチャー市場は今後益々拡大することが予想されます。
登録無料なので、まずは複数登録してどんな案件があるか眺めてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
優良なベンチャーの見極め方がわからない方は、こちらの記事を参考にしてください。
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