昨今、政府がベンチャー・スタートアップ支援に注力するなど、今後スタートアップ企業によるイノベーションの加速が期待されています。
しかし、次々に誕生する企業・サービスを調査しきれないという方もいるのではないでしょうか。
そこで、当サイトでは様々なキーワードでスタートアップ企業を無料で紹介しており、本記事では、
- スタートアップ企業の事例・動向調査したい方
- エアモビリティ(空飛ぶクルマ/ドローン)関連の企業を調査したい方
を対象に、『エアモビリティ(空飛ぶクルマ/ドローン)』をキーワードとして企業名と事業概要をまとめています。
その他にも様々なキーワードで面白い企業・サービスを紹介しているので、ぜひ他のキーワードもチェックしてみてください。
【厳選】国内注目のエアモビリティ(空飛ぶクルマ/ドローン)ベンチャー企業10選
SkyDrive
SkyDriveは、2025年の事業開始に向けて二人乗りの空飛ぶクルマを開発するベンチャー企業です。
空飛ぶクルマとは、eVTOL(電動式垂直離着陸機)の通称であり、平たく言えばヘリコプターの電動化により部品点数を減らして安価にしたものです。
今後は街中の駐車場の一角に空飛ぶクルマのポートが設置されて、タクシー程度の料金で気軽に空の移動が楽しめる社会を目指しています。
テトラ・アビエーション
テトラ・アビエーションは、空飛ぶクルマと呼ばれる垂直離着陸航空機(eVTOL)を開発する企業です。
2020年に航空機の世界大手Boeingが講演するエアモビリティコンテスト「GoFly」にて Pratt and Whitney Disruptor Prizeを受賞し、唯一賞金を手にしました。
まずは個人向け機体の販売に注力し、2025年の大阪万博で2拠点間移動サービス用機体のリリースを目指しています。
A.L.I.Technologies
A.L.I.Technologiesは、BigBossこと日本ハムの新庄監督が2022年シーズンの開幕戦セレモニーで乗った空飛ぶバイク「XTURISMO」を開発する企業です。
ドローン関連のテクノロジーに強い会社で、国産のオリジナルドローン開発や、インフラ構造物の錆やひび割れを画像解析で検出するなどの技術に優れる企業です。
Liberaware
Liberawareは、狭くて暗くて汚い所に入り込む屋内専用の約20cmの小型ドローン「IBIS」を開発する企業です。
壁にぶつかっても姿勢を崩さない独自の飛行制御技術を武器に、屋根裏・煙突・エレベーター・ボイラー内などの点検で活用が進んでいます。
また、JR東日本スタートアップ株式会社およびJR東日本コンサルタンツと合弁会社「CalTa株式会社」を設立し、JR東日本の建設工事・維持管理に活用されています。
ACSL
ACSLは、国産ドローンのファブレスメーカーであり、ドローン専業企業で唯一上場を達成した千葉大学発ベンチャー企業です。
ドローンはDJI@中国が中小型汎用機体市場において世界シェア7割以上と言われる中で、ACSLは中大型の物流・点検・災害用の産業機や屋内飛行用の小型産業機で差別化を図ってきました。
しかし、昨今の米中セキュリティ関連の対立を好機とみて、2021年にセキュアな小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」の量産に成功し、ASCL Indiaを立ち上げインド市場の開拓にも乗り出しています。
テラ・ラボ
テラ・ラボは、全幅約4mの長距離無人航空機(固定翼タイプ)による広域災害システムを研究開発する中部大学発ベンチャーです。
衛星通信できるドローンと空間情報データを解析する技術を有しており、災害発生直後に上空から被災現場を撮影し、災害対策本部に共有します。
災害対策本部はその情報をもとに各関係機関と連携した救助活動などを行うことができます。
エアロネクスト
エアロネクストは、ドローン領域において機体が傾いても荷物は傾かないという独自の重心制御技術「4D GRAVITY」の特許を中心に、知財戦略を武器にする企業です。
ACSLと連携して、「4D GRAVITY」を搭載した物流用機体「AirTruck」をリリース済みです。
また、物流会社セイノーHDとドローン配送専門会社「NEXT DELIVERY」を設立し、山梨県小菅村で実際にドローンによる配送を社会実装を進めています。
テラドローン
テラドローンは、ドローンを活用してインフラ点検・土木測量・プラント施設点検などのソリューションを提供する企業です。
また、航空管制のドローン版である運航管理システム(UTM)を提供するベルギーのUniflyをグループ化するなど、海外に2つの拠点を構えて海外展開にも積極的な企業です。
スカイマティクス
スカイマティクスは、ドローンや衛星などのリモートセンシングで得られる画像・データを統合して地理空間情報と時系列情報も含めて処理解析可能な時空間解析プラットフォームを提供しています。
具体的なプロダクトとして、主に以下を提供しています。
- 農業分野では葉色解析解析サービス「IROHA」
- 建設領域では3次元地形データを作成できる「KUMIKI」
- 設備点検領域では、施設全体をデジタルツイン化して統合管理する「KUMIKI Scope」
- 砂防調査領域で、石礫を自動抽出する「グラッチェ」
センシンロボティクス
センシンロボティクスは、産業用ドローンを使って送電線やプラントの点検・監視を行うなど、社会インフラ維持の課題をロボティクス×AI技術で解決する企業です。
機体メーカーというわけではなく、ドローンやロボットの「自律制御技術」と「データ分析技術」に強みを持ち、ソーラーパネル・石油タンク・鉄塔・送電線などの点検業務の自動化をサポートします。
まとめ
今回は、『エアモビリティ(空飛ぶクルマ/ドローン)』をキーワードにベンチャー・スタートアップ企業を10社紹介しました。
日本には他にも多くの魅力的なベンチャーが日々新しいサービスを打ち出しているので、ぜひ他のキーワードでも面白いベンチャーを探してみてください。
以上