昨今、政府がベンチャー・スタートアップ支援に注力するなど、今後スタートアップ企業によるイノベーションの加速が期待されています。
しかし、次々に誕生する企業・サービスを調査しきれないという方もいるのではないでしょうか。
そこで、当サイトでは様々なキーワードでスタートアップ企業を無料で紹介しており、本記事では、
- スタートアップ企業の事例・動向調査したい方
- AI技術の導入を検討されている方
- AIの活用事例について調査したい方
を対象に、『AI』をキーワードとして企業名と事業概要をまとめています。
その他にも様々なキーワードで面白い企業・サービスを紹介しているので、ぜひ他のキーワードもチェックしてみてください。
AI導入支援企業
まずは、顧客の要望に合わせてAIの導入支援を行う企業を紹介します。
Preferred Networks
Preferred Networksは、多くのデータを用いて精度を上げていく深層学習などを得意とする、AI業界においては日本を代表する企業です。
深層学習とロボティクス技術を生かして様々な企業と連携しながら、産業用ロボットの高度化や自動運転の技術開発など時代の最先端の研究開発を行っています。
エクサウィザーズ
エクサウィザーズは、AI技術を持ち、UI/UXデザイナー・戦略コンサルタント・各分野のエキスパートが現場へのAI実装をサポートするベンチャー企業です。
顧客にAIを実装する「AIプラットフォーム事業」と主に介護分野の悩みを解決するAIを組み込んだアプリを提供しています。
Idein
Ideinは、企業のAI導入を支援するエッジAIプラットフォーム「Actcast」を提供するベンチャー企業です。
AIには一度情報をサーバに送信してサーバ側で処理をするタイプと、機械に搭載されているコンピュータ(エッジ側)で処理するタイプにわかれます。
また、エッジ側で処理するにしても本来は高性能PCが必要ですが、Actcastなら安価で手のひらサイズのコンピュータ(ラズパイなど)でも導入可能です。
また、大量デバイスを遠隔で一括管理できる機能が備わっており運用負担を大幅に軽減します。
dotData
dotDataは、AI開発のプロセスを自動化するソフト「dotData」を提供する企業です。
目的設定・分析・結果取得まで数か月かかるを言われるデータサイエンスプロセスを自動化により数日で行い、特段のスキルを要せずに根拠が明確な予測結果を得ることができます。
現在は、アメリカと日本にオフィスを構えています。
Citadel AI
Citadel AIは、AIの信頼性・品質管理の自動化システムを提供しています。
「24時間信頼できるAIをあなたに」をコンセプトに、人手作業では検出困難なPoC時のAIの弱点を瞬時に自動テストします。また、運用時のAI異常を自動検知し、可視化してくれます。
AIプロダクトを提供する企業
ここまでは、顧客要望に合わせてAI導入を支援する企業を紹介しましたが、ここからは特定の領域でAIを使ったプロダクトを提供する企業を紹介します。
MagicPod
MagicPod は、モバイルアプリテスト、ブラウザ(ウェブアプリ)テストの両方に対応したAIテスト自動化クラウドサービスを提供しています。
これまでのソフトウェア開発では1回テストするだけでも手間がかかっていたところを、自動化して時間の節約になることに加えて、テスト回数も増やせるのでリリース直前に不具合が見つかるといったことも減らすことができます。
オレンジ
オレンジは、日本が世界に誇るエンタメであるマンガをAI技術で翻訳して、全世界への翻訳版漫画の流通量100倍を目指す企業です。
日本が世界で戦える数少ない領域である『マンガ』にフォーカスして、日本漫画を世界に広げながら外貨を稼げるという期待値の高いサービスです。
datagusto
datagustoは、次の一手まで提案してくるSaaS型データAI分析ツール「datagusto」を提供する企業です。
datagustoは、現場に大量に蓄積されたスモールデータ(表計算ソフトやExcelなど)に着目し、単純なデータの可視化に留まらず、AIによる将来の予測や次の一手まで提案してくれます。
SOUNDRAW
SOUNDRAWは、映像クリエイターのための著作権フリーのAI作曲サービスを提供しています。
AIによって生み出されたフレーズを組み合わせ、尺・構成・楽器テンポなどをカスタマイズして楽曲を簡単に作ることができます。
オルツ
オルツは、デジタルクローン「P.A.I(パーソナル人工知能)」を開発するベンチャー企業です。
私たち自身の意思をデジタル化した「デジタルクローン」が、24時間365日ネットワーク世界を飛び回り、仕事や買い物、旅行の手配などを代替してくれます。
これにより私たちは面倒な手続きから解放されて、趣味や事業など本当にやりたいことに時間を割くことができるようになります。
エルピクセル
エルピクセルは、医療×AI画像解析で医療分野のデジタル活用を促進する東京大学発ベンチャー企業です。
CTなどの画像をAI解析して医師の診断をサポートする「EIRL」と創薬プロセスをAIで支援する「IMACEL」を提供しています。
アジラ
アジラは、AI画像解析によるヒトの行動認識技術を持つベンチャー企業です。
特に防犯領域に力を入れており、既存の防犯カメラに機能を追加させるだけで異常行動の検知・通知するサービスを提供しており、警備DXに貢献しています。
AGRIST
AGRISTは、テクノロジーで農業課題を解決する農業DXベンチャー企業です。
収穫用ロボットの開発、AIによる農作物の状態分析やそれらを活かせるビニールハウスも販売しています。
atama plus
atama plusは、小学生から高校生までを対象に世界に一つだけの自分専用カリキュラムを提供するAIラーニングシステム「atama+」を提供する会社です。
学生の得意・苦手・伸び・つまずき・集中状態をAIで分析し、常に一番効果の高い学びを提供し、最短ルートで結果を出すことを支援します。
LegalOn Technologies
LegalOn Technologiesは、契約書をアップロードするだけで、予め大量の契約書データと弁護士の知見を学習させたAIが瞬時にリスクや抜け漏れを洗い出すクラウドサービスを提供しています。
この会社は『法務』という領域に着目し、同じような注意喚起がされやすい契約書業務においてAI解析の要素も取り入れて、汎用性の高い機能開発を行っています。
MAZIN
MAZINは、切削加工・成形加工・研削加工等の各種加工で必要な機能を学習したAI開発とデータに基づく生産管理ができるIoTサービスを提供しています。
ベテランの経験と勘に頼り、属人化していた加工条件をAIで計算して、機械の状態や稼働率を管理しながら精度の高い持続的な生産活動が可能になります。
また、生産工程がIoTで管理されているため不具合時の原因特定や検査範囲の決定にも役立ち、全工程の全数検査といった手間のかかる事態を避けることができます。
オプティマインド
オプティマインドは、物流のラストワンマイルの配車最適化のサービス「Loogia(ルージア)」を提供する名古屋大学発ベンチャー企業です。
独自のアルゴリズムと実走行のビッグデータ解析により、配送者が訪問先をどんな順番/ルートで回るのが最適かという配車計画・配車ルートを自動生成します。
まとめ
今回は、『AI』をキーワードにベンチャー・スタートアップ企業を17社紹介しました。
日本には他にも多くの魅力的なベンチャーが日々新しいサービスを打ち出しているので、ぜひ他のキーワードでも面白いベンチャーを探してみてください。
以上