昨今、政府がベンチャー・スタートアップ支援に注力するなど、今後スタートアップ企業によるイノベーションの加速が期待されています。
しかし、次々に誕生する企業・サービスを調査しきれないという方もいるのではないでしょうか。
そこで、当サイトでは様々なキーワードでスタートアップ企業を無料で紹介しており、本記事では、
- スタートアップ企業の事例・動向調査したい方
- DX推進を担当されている方
を対象に、『DX推進』をキーワードとして企業名と事業概要をまとめています。
その他にも様々なキーワードで面白い企業・サービスを紹介しているので、ぜひ他のキーワードもチェックしてみてください。
DXを推進する注目のベンチャー/スタートアップ企業15選
【製造業DX】キャディ
キャディは、全国の部品加工会社と連携し、ワンストップで加工品製造サービスを提供しています。
日本の部品加工会社は技術力は高いものの、営業力は弱いため一定の発注先に依存しているのが実情です。
そこでキャディは、自動見積機能を備えたプラットフォームを立ち上げて、ファブレスメーカー的な立ち位置で品質保証をした上で部品を提供しています。
これにより部品加工会社は営業や見積作成をすることなく新規顧客への納品が可能となり、本業に集中してさらに技術力を高めることができます。
発注側も取引先を分散させることで、繁忙期や倒産時にも部品途絶リスクを減少することができます。
【店舗DX】TOUCH TO GO
TOUCH TO GOは、スピーディな買い物と省人化を実現する無人決済店舗システムを提供する企業です。
カメラやセンサーで取得したデータを独自のアルゴリズムで解析し、お客様は商品をスキャンすることなく会計ゾーンに立つだけで商品の明細が表示されます。
会計は、現金やキャッシュレスに対応しており、店内遠隔監視システムで安全も確保されているので、アルバイト一人での運営が可能になります。
少子高齢化による労働人口の減少問題を解決しうる重要な技術であり、今後益々の社会実装が期待されます。
【物流DX】Datumix
Datumixは、現実世界をデジタル空間に再現するデジタルツイン技術を軸として、物流業界のDXを推進しています。
具体的には、物流倉庫をバーチャル上に再現して問題点の見える化と改善策の提案を行っています。
【農業DX】HarvestX
HarvestXは、イチゴの受粉や栽培など植物工場での自動農業実現に向けた農業用ロボットを提供する企業です。
正確に受粉するために花の向きの検出技術や果実の成熟度分類技術を開発することで、正確な自動受粉を可能にしています。
【水産業DX】ウミトロン
ウミトロンは、水産養殖に関わるあらゆるデータを収集し、持続可能な水産養殖×IT活用のモデル構築を目指す会社です。
現在は、養殖魚の食欲を検知する「UMITORON FAI」とスマート給餌機「UMITORON CELL」を連携させて、最適なタイミングでの給餌を自動化しています。
その他、海洋データの提供や魚体測定システムなども提供しています。
【経営DX】Scale Cloud
Scale Cloudは、事業全体の数値を部門横断的にすべて可視化し、最も優先すべきKPIを判別してチームプレーでビジネスをグロースさせるクラウドシステム「Scale Cloud」を提供しています。
事業全体をKPIツリーにして予実のズレを瞬時に把握し、改善すべきKPIをリコメンドしてれるため迅速に原因分析と解決に向けたアクションが取れます。
【建設業DX】アンドパッド
アンドパッドは、建設業のDX化を支援する「ANDPAD」を提供するベンチャー企業です。
ANDPADは、クラウド上で建築における施工管理、情報共有、図面の更新や記録・検査などが行えるサービスです。
【業務DX】バベル
バベルは、Web会議の録画・文字起こし・音声解析するシステム「ailead(エーアイリード」を提供する企業です。
Zoomなどの一般的なWeb会議ツールと連携して使用可能で、商談データを自動で取得・解析・可視化することで営業組織の業務効率化を実現します。
【教育DX】atama plus
atama plusは、小学生から高校生までを対象に世界に一つだけの自分専用カリキュラムを提供するAIラーニングシステム「atama+」を提供する会社です。
学生の得意・苦手・伸び・つまずき・集中状態をAIで分析し、常に一番効果の高い学びを提供し、最短ルートで結果を出すことを支援します。
【保育園DX】ユニファ
ユニファは、IoTを活用した保育現場の業務効率化を実現する「ルクミー」を提供するベンチャー企業です。
子供たちの登園状況、お昼寝の記録、体温チェックや連絡帳の記入などアナログ的な保育業務をICT・IoTの力でデジタル化します。
【行政DX】グラファー
グラファーは、行政のIT活用を推進するGraffer Platform™を提供するベンチャー企業です。
Graffer Platform™は、役所窓口のWEB予約や行政手続きをスマホで完結できます。
コロナ渦では10万円給付のオンライン手続きサービスとして活用されています。
【介護DX】aba
abaは、医療・介護・福祉分野を対象としたロボティクス技術の研究開発及びサービス提供するベンチャー企業です。
ベッドに敷くだけでにおいで尿と便を検知し、おむつ交換タイミングを通知する「Helppad」を提供しています。
【巡視点検DX】LiLz
LiLzは、プラントや工場での日常的なメーターなどの目視巡回点検を低消費電力IoTカメラと機械学習技術を生かして、簡単にリモート化するサービスを提供しています。
3年連続動作するLTE搭載のカメラを活用し、電源・ネットワーク工事不要で取り付け可能です。
一画面で複数の計器を読み取り、現在利用中の設備管理システムにAPI連携して統合管理が可能です。
【警備DX】アジラ
アジラは、AI画像解析によるヒトの行動認識技術を持つベンチャー企業です。
特に防犯領域に力を入れており、既存の防犯カメラに機能を追加させるだけで異常行動の検知・通知するサービスを提供しており、警備DXに貢献しています。
【医療DX】AIメディカルサービス
AIメディカルサービスは、内視鏡AIに特化した医療系ベンチャー企業です。
内視鏡の画像データをディープラーニングさせて、医師による内視鏡での診断をAIでサポートし、病気の見落としを防ぎます。
まとめ
今回は、『DX推進』をキーワードにベンチャー・スタートアップ企業を15社紹介しました。
日本には他にも多くの魅力的なベンチャーが日々新しいサービスを打ち出しているので、ぜひ他のキーワードでも面白いベンチャーを探してみてください。
以上