最近ではメタバース・NFTというフレーズをよく耳にしますが
- そもそもメタバースやNFTって何?
- 日本で参入している企業はあるの?
という風にお考えになる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、メタバース・NFTとは?ということから解説します。
この記事を読めば「メタバース・NFTとは何か」と「日本で参入したベンチャー企業の概要」の概要がわかります。
- メタバースとは?
- メタバース市場で提供される3つのサービス
- NFTとは?
- 日本で参入したベンチャー企業
- 【イベント・展示会】グリー
- 【イベント・展示会】REALITY
- 【イベント・展示会】HIKKY
- 【イベント・展示会】メタバーズ
- 【イベント・展示会】クラスター
- 【NFTコンテンツ】MetaTokyo
- 【NFTコンテンツ】BeyondConcept
- 【NFTコンテンツ】First Currency Japan
- 【導入支援】Synamon
- 【バーチャルオフィス】oVice(オヴィス)
- 【バーチャルオフィス】OPSION
- 【バーチャルタレント業】ファンスター
- 【ゲーム】Thirdverse
- 【バーチャル地球】スペースデータ
- 【教育】ゲシピ
- 【教育】テンアップ
- 【医療】comatsuna
- 【物流DX】Datumix
- 【基礎講習】メタバースの学校
メタバースとは?
メタバースとは、インターネット上の3D仮想空間のことです。
メタバースでは現実世界と同様に街や施設が作られ、一人ひとりがアバターとして参加し、現実世界と同様にライブやショッピングを楽しむことができます。
エンタメ・娯楽だけでなく企業の製品PRや性別・年齢・人種を超えた交流の場としても期待されています。
何に使うかはまだまだ模索中ですが、メタバース(仮想空間)は新たな経済活動・社会活動の「場」として今後も開発が進んでいく見込みです。
企業もメタバース事業に続々と参入しており、Facebook社は社名を「Meta(メタ)」に変更して本気で取り組んでいます。
メタバースは、meta(超越)とuniverse(宇宙)を組み合わせた造語です。
メタバース市場で提供される3つのサービス
メタバース市場では
- メタバースというプラットフォームの提供
- メタバースを盛り上げるコンテンツの提供(Live、展示会やデジタル商材など)
- メタバースに参加するためのハードウェアの提供(VRやディスプレイなど)
といった主に3つのサービスが提供されます。メタバースに参入!と言った時は、何を提供しているのかもチェックしましょう。
なお、メタバース上でのコンテンツ販売を成立するには「NFT」については理解が必要です。
NFTとは?
NFTは日本で「非代替性トークン」と呼ばれ、デジタルコンテンツに所有権を持たせる技術のことです。
例えば、現在音楽は音源を簡単にコピーして複数人で共有できてしまいます。
しかしNFT技術なら音源にデジタル所有権を付与できるため、コピー音源にも歌手が権利主張できるようになります。
NFTを活用すれば、企業はバーチャル上でアバターに履かせるデジタルな靴を限定100足販売することも可能になるため、メタバース上での商品販売を成立させる重要な技術です。
日本で参入したベンチャー企業
【イベント・展示会】グリー
グリーは、2021年8月に100%子会社のREALITY株式会社を中心にメタバース事業への参入を表明しました。
そのうえ、今後2,3年かけて100億円規模の投資をすると明言しています。(2021年8月プレスリリースより)
【イベント・展示会】REALITY
REALITYは、個人向けにスマホ一つでアバター作成し、ライブ配信による交流やゲームが楽しめるサービス「REALITY」を提供しています。
また、法人向けにはVR開発サービス「REALITY XR cloud」を提供しており、音楽ライブ、展示会や上映会などのバーチャルイベントを運営した実績があります。
【イベント・展示会】HIKKY
HIKKYは、世界最大のVRイベント開催とVR開発エンジンの提供により、プラットフォームの壁を越えたメタバースを実現する会社です。
具体的には仮想空間による展示会や自社サービスの発表・アパレル販売・ライブなどのエンタメといった企業のVRコンテンツを活用したサービス展開を支援しています。
【イベント・展示会】メタバーズ
メタバーズは、バーチャル展示会やVRショールームなどを簡単に作れる「CYZY SPACE」を提供しています。
その他、研究機関や教育機関向けに、実際に工場の環境を再現した研究開発や実証実験の支援などをしています。
【イベント・展示会】クラスター
クラスターは、「バーチャル経済圏のインフラをつくる」をビジョンに掲げ、VR・スマホ・PCで遊べるメタバースプラットフォームを提供しています。
また、バーチャルに渋谷を再現したり、ポケモンを再現したりと企業の依頼を受けてバーチャルイベントも開催しています。
【NFTコンテンツ】MetaTokyo
MetaTokyoは、メタバース内での都市開発やNFTを活用したデジタルコンテンツの制作・販売をしています。
具体的にはメタバース内にデジタルミュージアムを建設して、集客したアバター(人)に着せる服やサングラスなどのNFTデジタルコンテンツを販売しています。
【NFTコンテンツ】BeyondConcept
BeyondConcepは、メタバース上でNFT技術を用いたデジタルコンテンツのサービス・商品企画を行っています。
同社は「Conata」というバーチャル空間を持っており、企業はConata内にNFTを用いたデジタルコンテンツのブランドを構築できます。
【NFTコンテンツ】First Currency Japan
First Currency Japanは、日本初の総合NFTマーケット「NFT JAPAN」を運営しています。
「NFT JAPAN」ではNFT技術を活用した、デジタルアート・写真・音源などが出品されています。
【導入支援】Synamon
Synamonは、企業がメタバースを導入するための「メタバース構築支援サービス」を提供しています。
具体的に「バーチャルモール」を構築してメタバースならではの購買体験を提供したり、「VR巨大金魚すくい」といったイベントプロモーションの実績があります。
【バーチャルオフィス】oVice(オヴィス)
oViceは、バーチャルオフィス、オンラインイベントで使えるバーチャル空間の開発・提供をしています。
バーチャルオフィス内でアバターは自由に移動し、別のアバターに近づくと音声がつながり、雑談が聞こえてきたり、会話に入ったりすることができます。
【バーチャルオフィス】OPSION
OPSIONは、クラウドオフィス「RISA」を開発運用しています。
RISAは仮想空間に複数フロアで自社オフィスを作成し、好きなアバターを選択して気軽にビデオ通話や画面共有ができるサービスです。
【バーチャルタレント業】ファンスター
ファンスターは、メタバース上で活躍したい人を応援するプロダクション事業を展開しています。
2022年5月27日時点で30を超えるバーチャルタレントが所属しており、1on1トークイベントスペース、動画撮影や音声を取るための施設も運営しています。
【ゲーム】Thirdverse
Thirdverseは、Virtual Realityコンテンツ・サービスの企画・開発・販売・運営をしています。
現在はVRマルチプレイ剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガフガンチュア」などを提供しています。
【バーチャル地球】スペースデータ
スペースデータは、人工衛星の地上観測データをAIに学習させ、3DCG技術を用いてバーチャル空間にもう1つの「地球」を構築するAIの実現を目指しています。
【教育】ゲシピ
ゲシピは、eスポーツのバーチャル世界で教育コンテンツを提供するメタバース教育企業です。
例えば、帰国子女や留学経験者といったコーチ陣とeスポーツをしながら楽しく英語が学べる「eスポーツ英会話」を提供しています。
【教育】テンアップ
テンアップは、バーチャル上で授業・職業体験・オープンキャンパスができるVRschoolを運営する企業です。
VR空間でまるでその場にいるみたいに授業ができたり、宇宙飛行士や消防士など普通は体験できない職業もリアルに体験できます。
【医療】comatsuna
comatsunaは、メタバース上のヘルスケアコミュニティ「メタバースクリニック」を提供しています。
メタバースクリニックでは、ひきこみり支援として匿名アバターで誰もがゆるく集まれる場所を提供したり、医師や薬剤師へのお悩み相談ができたりします。
【物流DX】Datumix
Datumixは、現実世界をデジタル空間に再現するデジタルツイン技術を軸として、物流業界のDXを推進しています。
具体的には、物流倉庫をバーチャル上に再現して問題点の見える化と改善策の提案を行っています。
【基礎講習】メタバースの学校
メタバースの学校は、メタバースで生まれる新たなビジネスに関する正確な知識を学習できる学校です。
メタバースで生まれる新たなビジネスは、3D空間の都市開発、アバターのファッションブランド設立や国境を越えた交流イベントなど様々なものが予想されています。
以上